糖尿病の初期症状
糖尿病は怖い病気なので、早く初期症状を発見しておきたいと思うかもしれません。でもじつは、糖尿病は初期症状がたいへん分かりにくい病気なのです。遺伝の影響もある病気なのですが、「なんだか調子がよくないな〜」と自覚症状を感じてから、病院で診察してもらっても、かなり糖尿病が進行していていきなり入院を勧められることも珍しくありません。それでも無理を続けると恐ろしい糖尿病の合併症も併発してしまうかも知れないのです。それでも糖尿病の初期症状にはどのような自覚症状が出てくるのでしょうか?
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糖尿病で現れる症状は高血糖が原因の症状です。「1型糖尿病」の場合、自覚症状は比較的早くみられます。しかし、困ったことに一番患者が多い「2型糖尿病」の初期症状として自覚できるものは、ほとんどないというのが現状です。実際、糖尿病ではないかと自覚症状が感じられるのは、高血糖状態が5年以上経過してからの場合が多いのです。ですから、「これは糖尿病の自覚症状ではないか?」と感じたときには、それはすでに糖尿病の初期症状ではなく、病気がかなり進行している状態にある場合が多いのです。では実際に糖尿病の初期症状(というか自覚症状)にはどのような症状がみられるのでしょうか?
糖尿病の症状 高血糖
糖尿病の症状は主に高血糖に由来する症状なのですが、神経痛、喉の渇き、倦怠感、多尿、視力障害、知覚異常などがあげられます。
また、生活上の兆候としましては、尿をすると泡がたちやすい。尿が臭い。夜中、頻繁にトイレに行かなければならない。便器がベタつく。膀胱炎になりやすい。下痢や便秘を繰り返す。睡眠中にふくらはぎがつる。食べてるのに急にやせてきた。平地でもつまづくことが増えた。食事中、よく汗が出る。食後すごく眠い。食後すぐ(3時間位)で空腹感を感じる。皮膚にかゆみがよくある。傷が治りにくくなった。物覚えが悪くなった、集中できなくなった、また糖尿病の症状が進むと、神経の障害の関係で手足の先のしびれや痛みもでてきます。こうした症状は糖尿病患者に現れてくる症状です。しかもこれらの症状が現れる頃には、少なくとも糖尿病が発病してから4年以上は経過している場合がほとんどです。
初期の糖尿病の場合、自覚症状があまり感じられないので、また健康診断でもそれほどの異常な数値が出にくいので、自分が糖尿病に罹っていることが判らないことが多いのです。
もし上記の糖尿病の初期症状(自覚症状)の項目に幾つか思い当たる点があった方は、一度、精密検査を受けられることをお勧めします。また2型糖尿病は遺伝しやすいので、家族や親族に糖尿病を患っている人がいる場合は、特に普段から検査と予防に心がけましょう。そして糖尿病の初期症状の自覚症状が出る前にきちんと発見できるよう定期的な検診を心がけましょう。
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