年金がカード払い出来る場合
国民年金のクレジットカード払いが2008年3月分から可能になりました。毎月の定額の保険料(平成20年度で毎月14,410円)と、前納分(平成20年度で、半期なら85,760円、全期なら169,850円)の年金をカード払いをすることが出来ます。それと「付加保険料込みの定額保険料」も可能です。逆に保険料が二分の一や四分の一など免除されている場合、また納付期限が過ぎてしまった分の年金は通常カード払いにすることができなくなります。
どうして年金をカード払いした方がいいの?
年金制度の批判や、徴収率の低下に悩む社会保険庁からすると、今回の法律の改定は支払い方法の選択肢を増やすことになりますし、年金のカード払いを選択した被保険者からは、確実に保険料を徴収できるようになるというメリットがあります。一方、被保険者の私たちも、せっかくの制度変更を賢く利用して、どのようにしたら保険料の支払いで最もメリットを享受することができるかをよく考えてゆきたいですね。だってこれから、60代までずっと国民年金の保険料を払い続けてゆく意思を持っているわけですから、その差は大きなものとなってしまいますよね。しかもご存知のように平成20年度では保険料は毎月14,410円ですが、この額は毎年だんだんと上がってゆくことが決まっていて、平成29年度にはひと月16,900円の予定になっています。つまり国民年金の保険料は年間10万円以上の大きなお金を支払うことになるわけです。そのように考えますと、年金のカード払いという制度が出来たわけですから、少し工夫して支払ってゆくことにより家計の負担を多少でも軽くしてゆきたいと思いませんか?
年金 クレジットカード払いの準備、基礎
年金のカード払いをするには、前もって申込み用紙を提出する(申請用紙は、最寄の社会保険事務所に直接行って用紙をもらって手続きしても良いですし、ネットからダウンロードも可です)ことにより、年金保険料を定期的にクレジットカード会社が立替払いして、その後カード会社が被保険者のカード会員の方に請求するという方法です。勘違いしていただかないでほしいのは、銀行などの金融機関でクレジットカードで直接支払うという方法ではありません。またもう1つ注意する点として、将来の年金の支払いに関してはクレジットカード払いが可能ですが、過去に未払い期間があったとしたら、その過去の分についてはカード払いは利用することが出来ません。