フィッシュセラピーの魚 ドクターフィッシュ
ドクターフィッシュは、学術名をガラ・ルファと言います。西アジアに棲息するコイ科の淡水魚です。フィッシュセラピーとも言われる所以でもあるドクターフィッシュの生態ですが、37度くらいの高水温でも生存できるのでトルコの温泉の中にも生息しています。しかも温泉に入っている人の古い角質を食べてくれる習性があります。入浴する人の全身の皮膚をついばんで、皮膚病の治療のように思えることをしてくれるのです。そして実際にそれが皮膚の病気に治療効果が認められるため「ドクターフィッシュ」と呼ばれるようになりました。
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フィッシュセラピーの効果
ドイツでは「ドクターフィッシュ」による治療、言うなれば「フィッシュセラピー」が、保険が適用されるれっきとした医療行為として認められているようです。(ちなみに日本ではまだ認められていません。)またアトピー性皮膚炎や乾癬、ニキビなどの皮膚疾患の治療に用いられています。本来の自然の中では、石に付着した苔や、砂中にいる虫をエサとしていますが、温泉の中では他の生物があまり生息することが出来ないので、食べるものが少ないため、人の皮膚の角質も食べるようだと言われています。
また、皮膚をついばむ時に小刻みな刺激があり、まるで低周波マッサージを受けているような心地よさを感じますが、それが人間の皮膚の代謝を促進させる効果があると言われています。
フィッシュセラピーを東京で体験
最近テレビでも時々フィッシュセラピーが放送されているので、様子をご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、フィッシュセラピーをいつでも行なえる施設はなかなかありません。日本でもまだまだ珍しいので、一時的にお祭りや、期間限定でイベント的に行なわれることはよくあるのですが。その中でも有名な施設はお台場の大江戸温泉物語や、稲城市のよみうりランドなどでは、ひかくてき定期的に開催しているので行く前に問い合わせかネットで調べてみると体験できるかもしれません。ドクターフィッシュによるフィッシュセラピーの刺激は、今までに経験したことのない癒しの世界へと誘われることは間違いないのですが、日本で定期的に体験できるのはまだほとんどありません。
自宅でフィッシュセラピーは?
元々ドクターフィッシュはトルコでは「温泉」に棲息しているので、温泉の成分と、魚のついばむ効果が相乗されて効果が出るものだろうと予想されていました。しかし、実験によると日本の「水道水」でも同じ効果が現れるということが判明しました。
しかも寿命は約7年、食性も動植物プランクトン中心の雑食性です。そして生息できる水温も約20度から37度までと幅広く、ある程度の装備を揃えれば、自宅で飼うことも可能です。実際、ドクターフィッシュを扱っているお店は結構ありますし、時々オークションサイトなどでも出品されています。また珍しいのでお客様がいらっしゃる店舗や事務所などにレンタルしてくれる業者もあります。そのような形で自宅でフィッシュセラピーも可能かもしれませんね。
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