防風通聖散の効果
防風通聖散は、「防風」他、18種類の生薬を組み合わせた漢方薬です。どのような効果が期待できるのでしょうか?もちろん、防風通聖散にはダイエット効果も期待できる効能があります。
防風通聖散 ダイエット効果
防風通聖散にはカフェインより効果の高い「キサンチン誘導体」が含有されていますので、ウワサどおり?【ダイエット効果】を期待することができます! この効果は、防風通聖散に含まている「麻黄」中のエフェドリン、「甘草」他2生薬に含まれているキサンチン誘導体により発揮されます。コーヒーなどに含まれているカフェインもキサンチン系の薬剤に分類されますが、防風通聖散のキサンチン誘導体は,カフェインより効果が高いのです。これらの成分によって、「脂肪分解作用」&「褐色脂肪細胞の活性化」により、ダイエット効果を十分期待できるのです。 実際に、防風通聖散にどのような適応があるかパッケージを見ても、その効果に「肥満症」があげられているのです。肥満を解消するには、脂肪を燃焼させることと、余分な脂肪を体内に溜めないことが重要ですが、防風通聖散には、脂肪を分解して燃焼させる効果がありますので、特に「肥満症」の中でも、内臓脂肪型肥満に効果があると言われています。
防風通聖散 メタボリック症候群に効果
生活習慣病は、基本的にお腹まわりの内臓に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満が大きく関わっていることがわかってきました。そして、内臓脂肪型肥満に加えて、「高血糖」、「高血圧」、「脂質異常」のうちどれか2つ以上を併せもった状態になることを、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼びます。
内臓脂肪が過剰になると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病が併発しやすくなります。メタボリック症候群の治療は、「自覚症状の緩和」というより、その病態を長期間持続させた結果生じる「合併症予防」を目指します。ちなみに、下記にメタボリックシンドロームの診断基準を表記します。
■ウエスト周囲径: 男85センチ以上、女90センチ以上(見直しも検討されている)
■高脂血症: 中性脂肪値150mg/dl以上、HDLコレステロール値40mg/dl未満の一方、または両方
■高血圧: 収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上
■空腹時血糖値 110mg/dl以上
まず、■ウエスト周囲径が基準に当てはまり、かつ、その他の要素3つのうち、2つ以上に当てはまる場合は、「メタボリックシンドローム」と診断されます。このように、メタボリックシンドロームの基準となっている高血糖、高血圧、高中性脂肪であることがわかります。
ですから、防風通聖散には、内臓脂肪を分解して燃焼させる効果がありますので、ウエストサイズ減の期待が持てますし、下記に付記しますように「高血圧の改善」にも効果が期待できますので、防風通聖散はメタボリック症候群に効果が期待できるといえるのです。
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防風通聖散 便秘、高血圧の改善の効果
防風通聖散は、便秘や高血圧の改善に効果があると言われています。なぜでしょうか?防風通聖散には体内の水分循環を改善する働きがあるからです。ですから、腸内の水分コントロールによって便秘にも効果がありますし、(実際、防風通聖散の適応に「便秘」も含まれています)高血圧に伴う症状(動悸、のぼせ、肩こりなど)にも効果が期待できます。
防風通聖散の副作用
防風通聖散の副作用としてあげられるのは、下痢、軟便、胃部不快感などが確認されています。自分の体質・体調と相談しながら、また他の食事療法や運動療法などと並行して服用してゆくとよいでしょう。
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