赤ちゃんの下痢は普通のこと?
赤ちゃんが下痢になったら心配ですよね。でも赤ちゃんの便は普段から、水分が多くて柔らかめなのが普通です。なにか消化されていないものが混ざっていることもよくあります。大人は体重の約60%が水分と言われていますが、赤ちゃんの場合、体重の約70%が水分です。ですから下痢かなと感じても、まずは普段の便の状態をチェックしておいて、いつもとどう違うのかじっくり確認してみてください。また、離乳食で新しい食品を試したり、いつもより多く食べたり、水分をとった後などに下痢を起こすことがありますが、基本的に食欲があって、機嫌も良いようなら、しばらく様子を見ることも出来るかもしれません。しかし、臭いや便の状態がいつもとかなり違ったり、下痢の回数がやたらと多い、発熱や嘔吐も併発しているなら、ウィルス感染が原因となっている場合もあるので病院で受診したほうが良いでしょう。
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赤ちゃんの下痢の原因と症状
赤ちゃんが下痢になる原因で、【急性胃腸炎(ロタウィルス下痢など)】は、ウイルス感染が原因となっていて「おなかにくる風邪」として表われます。その代表的なのはロタウイルスによるものですね。この赤ちゃんの下痢の症状は、下痢、嘔吐、発熱などを伴ないます。この種の赤ちゃんの下痢の治療は、特別な治療法がなく、基本的には、急速に水分が失われるので脱水症にならないようこまめに水分補給をしながら脱水予防することと下痢への対症療法となります。とにかく水分をこまめに少量ずつ補給してあげましょう。赤ちゃん用のイオン飲料、なければ湯冷まし、麦茶、りんご果汁などでかまいません。下痢による水分補給のコツは、一度にたくさん飲ませようとせず、根気よく少量ずつ与えることです。別の赤ちゃんが下痢になる原因は【急性胃腸炎(O157など)】です。つまり、食中毒のことですね。この下痢の症状としては、下痢、吐き気、頭痛などがあげられます。この種の下痢は治療と言うより、予防が大切ですね。さらに別の赤ちゃんの下痢の原因は、【乳糖不耐症】があげられます。これには、先天的な場合と、後天的、つまり急性胃腸炎になったあと、消化酵素が出なくなってしまって下痢になりやすくなる場合があります。
赤ちゃんの便をチェック
普段から便の状態もしっかりチェックして、いつもと明らかに違う色だったり血が混じったりなど、便の様子が変だ、下痢がずっと続くという場合、早めに小児科を受診してみてください。説明が難しければおむつを直接持っていったり、携帯電話のカメラで記録してもいいでしょう。前日までの食事や、うんちの回数、状態、におい、嘔吐や発熱など、ほかの症状についても思い出しておくと診察のとき重要な手がかりになります。おむつの場合は、下痢になるとかぶれやすいのでこまめに交換してあげましょう。また汚れているからと言って拭きすぎることもかぶれの原因になるので、汚れが落ちないならお湯で流してあげると良いでしょう。
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